マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー(TM運動創始者)によるヴェーディック・サイエンス入門編

                             明かされたヴェーダの神髄 1991年 月刊誌UTOPIAより

自然法の全潜在力を活性化するための方法論

生命に関するヴェーダ科学とは、自然法の破壊することのできない価値、創造界全体に浸透している自然法の全潜在力を活性化するような、そのような人生を生きるための方法論のことです。

自然の傾向は、個別生命を進化させ、個別生命が生命の宇宙的価値を生きられるようにし、全体なる法の破壊することのできない場を生きらられるようにします。

 

生命の宇宙的価値を生きることによって、人は自分自身の全潜在力を活性化するだけでなく、そのレベルから創造界全体を活性化します。

このリグ・ヴェーダの詩句は、生命の宇宙的価値が意識的な気づきの中にもたらされることの意義を記述しています。

純粋知識が築かれる場に意識的に接触することができなければ、純粋知識のテキスト、ヴェーダの言葉に何ができるであろうか、とたずねることによって、その意義を示しています。

このように、純粋知識は、生命の全潜在力を開花させ、組織力の全潜在力によって生命のすべての側面を豊かにし、生命が均質の全体性として生きられるようにするのです。

 

このことが起こる様子を、リグ・ヴェーダの同じ詩句の最終行が述べています。

Ya ittadvidusta ime samasate.

超越意識との調和を意識的に保ち、意識の場の基本的特徴である均質性の中で生きることによって、生命の完全な調和がもたらされる、と述べています。

リグ・ヴェーダに述べられているこの調和は、生命の表された全価値と、表されていない価値の間の偉大な調和です。

そして、人は日常生活において普遍性を生きることができるようになります。

 

生きることに関する科学の目的は、もしそれが生きることに関する完全な科学であるのならば、その目的は、個人が宇宙的実在を生きられるようにし、人生におけるどんな枠の中でも、全体なる普遍的生命を生きられるようにすることです。

この目的は、すべての自然の諸法則が完全に目覚めている場、すべての自然の諸法則の家と調和することによって達成されます。

 

超越し、そして活発な心の状態に戻ってくること、意識の統一領域を体験し、そして活動の多様な領域に戻ってくること、これを規則的に繰り返すことにより、自然法の全潜在力との意識的な調和が確立されます。

そうして、活動中の気づきが、静寂における気づきと協調を保つようになります。

静寂と活動の両方が生き生きとしたリアリティとなります。

これが生命に関するヴェーダ科学です。

純粋知識に則った生命に関する科学です。

ヴェーダの一部であるアーユル・ヴェーダはこの話題を取り扱っています

Ayus”という言葉は、生命という意味です。

ヴェーダ、純粋知識はあらゆるものを扱います。

生物と無生物の両方、宇宙全体を扱います。

なぜなら、ヴェーダは、宇宙を所有している破壊することのできない場、アクシャラに関する知識をもたらすからです。

http://www.imart.co.jp/yuukyuu-sekai-p3.html悠久の世界からイラストをお借りしました。

物理学では最小励起状態だある統一場が、すべての創造物、すべての素粒子の究極的価値であることを究明しつつあります。

もし、それが究極のものであるならば、その中にはあらゆるものが含まれているはずです。

それは知性であり、完全な組織力を持っているはずです。

さまざまな科学のすべての理論が、独自の探究経路を通して、あらゆる価値に共通のものをつきとめます。

しかし、科学の方法論の中では、部分的な孤立した探究テーマ、部分的な孤立した経路しか確立することができません。

 

続く

次回は「生命に関する完全な科学」です。