歯の健康にクロモジ(黒文字)

八坂神社へ続く祇園花見小路周辺には多くのお店が立ち並んでいますが江戸時代から栄えていたようです。

そもそも祇園という地名の由来は、八坂神社が「祇園社」と呼ばれていたことにあります。

明治時代までは、八坂神社こと祇園社は鴨川一帯まで境内で、そのためにこの界隈が祇園と呼ばれることになりました。

江戸の若旦那衆は、この界隈に繰り出しては、現代と同じように浮世を楽しんでいたのでしょうが、

古来、虫歯になると命取りになります。そこで楊枝屋さんは当時からお店があり、栄えていたようです。

お歯黒も、諸説ありますが、虫歯予防に役立っていたことは間違いなさそうです。

 

「よーじや」さんの元祖は楊枝屋

ですから、江戸時代には楊枝屋さんが、あぶら取り紙で超有名な現代の「よーじや」さんの元祖なのです。

 

当時の歯ブラシは、ふさ楊枝と言って、木の枝の端を房状につぶして、歯を磨きました。

そこで、薬効のある木が選ばれるようになったのでしょう。ほんと賢かったと思います。

クロモジの果実や枝葉から採取される

「クロモジ油」にはリナロールという薬効成分が含まれ、

抗菌や鎮静に効果があるとされています。

 

ちなみに、キシリトールは白樺の木から取ることは私は以前から知っていました。

また、アフリカ人は、今でも薬効のある現地の木を歯で房状に噛み潰して歯磨きしますよね。

テレビで見たのですが、サンコンさんは今でもアフリカから歯磨きの木を輸入して使っているそうです。

 

インドではVICCOというとても良い歯磨き粉が売られています。

私もインドに行くと、大きなチューブを買ってきます。

インターネットでも購入できます。

30年ほど前のVICCOは今よりさらにさらに品質が上で、少しの量で歯がつるっつるになるので

私の大のお気に入りでしたが、今では会社の近代化が進み、昔ほど薬効のあるハーブを含んでいないようにお思います。

【以下サイトから抜粋】

1975年(昭和50年)に世界で初めて、キシリトールのむし歯予防効果を証明する研究が発表されましたが、1980年代以降は、WHO(世界保健機構)が主宰した研究を始め、日本を含めて多くの研究結果が報告されています。

むし歯予防効果を示す数値は各々の研究で異なりますが、キシリトールを使用した場合、30~80%の確率でむし歯の発生を防いでいます。