下記は「ヴェーダに基づくインドの再興」と題した国際会議(1015年2月20日~22日)で
 
米国アイオワ州マハリシ経営大学教授、脳・意識と認知センター所長
 
フレッド・トラビス博士(心理学Ph.D)による、超越瞑想とヴェーダの吟唱による
 
EEGのライブデモンストレーションでの発表です。
 
下記YouTubeは英語ですが、ご覧ください。 
 
 
 
パタンジャリのヨーガスートラ第1章、第2節に、「ヨーガとは心の活動が完全に落ち着いた状態である」と書かれています。
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ヨーガ状態では、心の活動も、考えも、感覚もありません。統一された状態で自己にのみ目覚めています。
この状態の脳モデルを見てみましょう。
中央の赤い部分は視床で、二つのタイプの細胞群から構成されています。
 
一つは五感からの情報を、つまり見たり聞いたり味わったりの感覚情報を脳全体に伝えるループ(黄色)を構成します。
 
もう一つのループはとても重要です。先ほどの感覚器からの情報を伝えながら、同時に(青色)のように、皮質と視床間だけのループで、脳が完全に目覚めた状態です。
 
二つのことが同時に起こっているのです。ヨーガの状態では、想念(考え)は無くなり、純粋に目覚め切った状態になります。これがサマーディです。自己のみを参照しており、満ちており自由で、外界から独立しています。
 

    

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ヨーガの状態を脳波図(EEG)でみると、脳の一千億個もの脳細胞が、一秒間を示す赤枠の中で、同期した波として表れます。

上から下への波は、脳の異なる部位からの脳波を示します。
 
一秒間に波が上がったり下がったり10個見られます。
 
赤枠の中ら一秒間です。これがサマーディーの状態を示すEEGの特徴です。
 
心の最小励起の状態です。
 
波がすべて同時に上がったり下がったりしているということは、脳の異なる部分が同時に機能していることを示します。
 
これはとても重要なことで、すべての部位が共通した想念であることを示しています。
 
この脳の状態はとても強力で、このように揃っていることを同期(同調)を呼びます。
 
これはもう一つの脳の同調を示した図です。上が脳を上から見たところ、下は顔を正面から見た図です。点は、脳波の異なる測定ポイント、線は、二点間の脳波が80%かそれ以上の同期を示しています。赤枠はalpha波の同期を示しています。特に脳の司令塔である前頭部に高い同期が見られます。これは脳のボスともいえる前脳野が他の部分を完全にコントロールしていることを示します。
 
これは、超越状態、ヨーガの状態の脳の血流を示します。
 
赤い部分は血流が増加している部分、青い部分は血流の減少を示します。
 
前頭部の脳の増加は、意識が完全に目覚めていることを示します。
 
ヨーガの状態です。
 
青い部分は脳幹部で、その部分が休息していて静かであることが分かります。
 
この図は、前途部の同調(同期)度の変化を一年間にわたり調べたものです。6ヘルツから45ヘルツまでの広いレンジで同期度を見ています。超越瞑想TM実習開始から脳の同期が著しく増加し始め、三か月以降は、同期、つまり統合、ヨーガの状態が維持され続けています。
また、開眼時における反応時間をみると、実習期間が長くなるほど、コンスタントに、課題に対する反応時間が早くなっています。