静寂のひと時  超越瞑想より
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人類はこれまでに、戦争を防止するためのたゆまぬ努力を続けてきましたが、すべて失敗に終わってきました。
 
紀元前千年以来、実に八千以上もの平和条約が締結されてきましたが、条約一つ当たりの存続期間は、平均するとわずか九年間にすぎません。
 
 
国際連盟は、第一次世界大戦を「歴史上最後の戦争」にすべく一九二〇年に創設されましたが、その二十年後には第二次世界大戦が勃発します。
 
国際連盟の失敗を受けて、国際連合が創設されますが、国際連合の運営は、武器を製造している国々の支配下にあるため、武器によって相手に恐怖や脅威を与えることで平和を築こうとする考えが長いあいだ幅を利かせてきました。
 
そして、あげくのはてには、平和に名を借りた戦争が絶えず行われてきたのです。
 
政治的な協議も、平和条約も、武器の使用も、恒久的な世界平和を築くことはできない、ということは誰の目にも明らかなことです。
 
 
国際連合の構想や他のどの平和団体の構想も、それは人間が頭で考えた平和や調和の概念を基礎にして世界平和を築こうとしたものです。
 
そのため、各国の不安定な政治や、政治家の気まぐれによって国際関係が左右され、世界の平和は壊れやすいものでした。
 
このような経験からいえることは、人間が頭で考えた平和の概念によっては、世界平和の実現はありえないということです。
 
 
新しい種だけが、新しい作物を実らせることができます。
 
これまで行われてきた方法はすべて失敗に終わったわけですから、これまでになかった全く新しい方法を取り入れるべきです。
 
その新しい方法というのが、大人数で一緒に瞑想するという方法です。
 
それは全く新しい方法ではありますが、実際に世界平和を実現できる可能性をもった非常に効果的な方法です。