ハリシ・マヘーシュ・ヨーギー(TM運動創始者)によるヴェーディック・サイエンス入門編

                             明かされたヴェーダの神髄 1991年 月刊誌UTOPIAより

スムリティのテーマ

スムリティのテーマは、創造界に具象化したものを純粋知識の形に表れていない状態と調和させることにあります。

スムリティが強調するのは、形に表れていない状態と具体化の過程の両方が、人の気づきの中に維持されなくてはならないということです。

これが健全な気づきの状態です。

これが、限られた領域や枠の中で自分自身を表現する際にも自然法の全潜在力を忘れることのない、意識の啓発(悟りの)状態です。

このスムリティのテーマを満たすのがアーユル・ヴェーダのテーマです

形に表れていない世界から具象化が起こる際の、最初の芽吹きの完全な健康を維持し、それによって、生理機能全体の完全な健康も維持します。

https://maharishi-kyoto.jp/charge52/

 

プラーナ

ヴェーダ文献には、またプラーナという別の分野があります。

プラーナは、ヴェーダの全体を例示します

この場合、ヴェーダ全体とは、ヴェーダ、ウパ・ヴェーダ、そしてスムリティをさします。

ヴェーダ文献の全範囲は広大なものです。

それはちょうど、物理学が今や、無数の自然の諸法則を包括する広範な研究であるのと同じです。

一つの法則を探求するだけで、人生全体を費やすこともあるでしょう。

科学の断片に捕らわれてしまい、自分を見失うこともあります。

研究の各側面を意義あるものにするためには、科学の全体像を持つことが必要です。

ヴェーダ、ヴェーダーンガ、ウパ・ヴェーダ、ウパーンガ、スムリティ、プラーナの中に見られるヴェーダの一つ一つの価値を意義あるものにするためには、ヴェーダ文献の全体像を持つことが必要です。

バガヴァッド・ギーター

この全体像はヴェーダの「ポケット版」であるバガヴァッド・ギーターによって提供されます。

700の詩句のなかに、生命に関する完全な科学の全体が含まれています。

形に表れていない世界、具象化の過程、具体化のさまざまな側面、これらすべてがその中に含まれています。

そしてまた、形に表れていない世界が宇宙全体を維持しているという洞察、宇宙の多様な価値のすべては形に表れていない世界の口の中にあるという洞察を提供しています。

 

超越瞑想は、超越意識、非具象の場の体験を提供します

そして、フライングを行うTMシディ・テクニックによって、意識と体の分かつことのできないつながりを実証します。

このフライング・シディでは、体は意識のインパルスと共に動きます。

そして、この一つのシディの体験が、生命を完全なものにするヴェーダ科学の有効性を実証します。

TMシディのフライングはその証拠を体験のレベルで提供し、

 

そして、異なる2つの価値、

意識と物質

意識と体

意識と創造界

の2つの価値の調和的混合の原理に対する洞察を提供します。

 

このことを踏まえたうえでヴェーダ文献全体を見渡すと、それが完全な科学の記録であることが分かります。

そして、

ヴェーダウパーンガ

ヴェーダヴェーダーンガ

ヴェーダウパヴェーダ

ウパヴェーダウパーンガ

スムリティプラーナ

そしてバガヴァッド・ギーター

などの関連性が明確になります。

このような全体像、英知の貴重な記録が明らかにされ、それによって人は宇宙的な価値を持つ生命を生きることができます。

そのような人が啓発された(悟りを得た)人です。

自分の持つ全潜在力に完全に気づいているひとです。

 

続く

 

参考に

バガヴァッド・マハー・プラーナの中からリトルクリシュナの第1話