ヴェーダでは、各種食べ合わせの注意点が言い伝えられています。

健康の知識については、情報が交錯しどの知識を信じたらよいのか困ることではないでしょうか?

私の場合、ヴェーダの知識に基準を置いて判断します。

なぜならヴェーダはリシ(聖仙)が真理を地上に降ろし、人類により太古より伝承されてきた時を超えた知識ですので、信頼に値すると思っております。


Dr.マノハのアーユルヴェーダ ミニレクチャー「食べ合わせのわるい食べもの」より

食べ合わせのわるい食べ物とは、アーユルヴェーダによると、viruddha-AhAraと言われます。

これは対極の質を表します。質、機能、潜在力において対極の価値を持ちます。

社会的人間生活の場面でも、対極の質を持つ人は一緒に仕事がしにくいように、同じ原理が食物にも当てはまります。

食べ物はストレスなく消化される必要があります。

食べ合わせのわるい食物は、消化器系に緊張をもたらし、アレルギーの原因や鼻づまりの原因となってしまいます。

食べ合わせのわるい食物は一緒に食べることは勧められません。

◆ミルクと魚 この食物を一緒に調理すると、消化器系に緊張ももたらします。

ミルクは冷たい(シーター)質も持つ 魚は熱い(ウシュナ)質を持つので体の経路(シュロータ)を詰まらせます。

シュロータとは、血管、リンパ管、細胞間の隙間などあらゆるギャップを表す言葉で、血管内のコレステロール沈着等はその代表例です。

ちなみに詰り物のことをサンスクリット語でアーマ(未消化物)を言います。

魚は海の中に居ますが、熱いという潜在力を持ちます。

◆ミルクとチキン

◆ミルクと胡麻ペースト

◆ミルクと塩

◆ミルクと卵

◆ミルクとチーズ

◆ミルクとヨーグルト

◆ミルクとメロン ミルクはメロンと一緒に摂ると酸を生成する。

◆ミルクと酸っぱいフルーツ 

◆ミルクとバナナ

◆ヨーグルトとバナナ

◆バターミルクとバナナ バターミルクとはクリームからバターを作った残りの液体のことです

◆ミルクとレーズン

◆ミルクと(ジャガイモ トマト ナス 唐辛子 ピーマン キュウリ)

◆食事と冷水 食事と一緒、または食後すぐに冷水や氷の入った水を摂ることは避けましょう。消化の火(アグニ)を弱めてしまいます。酵素の働きを弱めてしまいます。

◆アイスクリームとお湯 冷たいものを摂った直後に熱いものを摂らないようにしましょう

◆ハチミツとギー(澄ましバター)を等量に摂ること

◆甘いフルーツと酸っぱいフルーツ

◆食事とフルーツは同時に摂らず、時間を空けて摂る  フルーツはおやつの時間に摂りましょう

◆フルーツ同士を同時に摂らない 一種類ごとに摂る

◆ミルクとコーヒー? この箇所よくわかりませんでした<(_ _)>

◆調理した食品と生の食品を一緒に摂る  サラダと調理した食事をいっしょにとってはいけないんですね。以下混乱してしまうそうです。酵素が二つのものに同時に働かないのだそうです。生のものは別に少量たべること。

◆スターチ、小麦粉 と 卵

◆大根とフルーツ

◆チーズと熟したマンゴー

◆チーズとキュウリ

◆トウモロコシとドライフルーツ(デーツ、レーズン、ドライバナナ)

◆レモンとヨーグルト、ミルク、キュウリ、トマト


【川井追記】

※他に、アーユルヴェーダの世界ではとてもよく知られている知識として、ハチミツは加熱して食べてはいけないという知識があります。ローストビーフを柔らかくするためにハチミツを塗ったり、パンやケーキにハチミツを入れたり、紅茶にハチミツを入れるのは一般的ですよね。しかし生で食べるのが一番なのです。私たちの身近には非加熱のハチミツはととんどなく、加熱ハチミツばかりです。過熱したハチミツでできたアーマはパンチャカルマ(アーユルヴェーダのデトックス法)でも排出が非常に困難と聞いています。

※マドゥー・アーマ(ハチミツの不適切な摂取によってつくられたアーマ)ほど恐ろしいものはない。熱は普通のアーマの状態にとっては有益だが、マドゥー・アーマの場合は熱を避けねばならない。冷やす処置または涼しくする処置は、ハチミツの摂取とは両立するが、アーマの状態では使用してはいけない。マドゥー・アーマの処置は他の処置と矛盾するために、マドゥー・アーマは致命的な毒となる。
ハチミツは、さまざまな味、効力、消化後の効果をもつ成分からなる。そして、ハチミツは、他の食物に加えたり一緒に食べるとその食物の効果が高められる最も優れた食物、すなわち最良のヨーガヴァーヒである。
「チャラカ・サンヒター:スートラスターン 27.243-249」