先日の茶話会では実に多彩な話題が出ました。

その中で、お赤飯の話を詳しく話してくださる年配の会員女性のお話が興味深かったので皆で聞き入りました。

二人のお医者様をお育てになったお母さまで、体に良い食事にこだわり、子育てをなさった方で

とても博識で、いろいろな話題を提供してくださいます。

 

【京を代表する二店の秋のお赤飯のお話】

京都では鳴海餅さんのお赤飯が有名です。堀川通沿いのお店が本店なのですね。

大宮三条通の近くに住んでいた時は、時々買わせていただいておりました。

秋のこの季節にはお赤飯に栗が入りますが、鳴海餅さんのお赤飯は、丹波の栗を使っていて、

栗がほくほくと、とてもおいしいです。

 

もう一軒は、桂離宮前の中村軒さんが有名です。

こちらは、キビ殻を使うことで、次の日になってもお赤飯が固くならないのだそうです

中村軒さんですが、妻の実家が桂なので、八条通から車で行くときには、桂離宮の前の中村軒さんの前を通ります。

和菓子は時々買わせていただきますが、お赤飯は買ったことがなかったので、栗お赤飯が終わる前にぜひ戴かせていただきます。

 

【キビ殻の使い方】

沸騰したお湯にキビ殻を一つまみ入れてお湯に赤みを付けます。

その汁と小豆のゆで汁にもち米を浸けておいて、一晩置きお米を蒸す。

時々キビ殻と小豆でとった汁を蒸している赤飯にふりかけながら蒸し上げる。

栗は、渋皮付きのまま使うのがミソのようです。

 

私は東京育ちですが、家には蒸し器があり、お正月になると母が

茶碗蒸しをつくったり、赤飯も炊いてくれてました。

蒸しているときのせいろもち米小豆の匂い、そして湯気が寒い冬の台所に立ちのぼる感じを懐かしく思い出します。


ネットで調べてみましたら、下記、五木のどかさんの「京のお赤飯」という記事がヒットしました。

PDF版です。ぜひお読みになってみてください。五木さんありがとうございました。

京都の文化はアーユルヴェーディックで奥が深いですね。

https://www.mame.or.jp/Portals/0/resources/pdf_z/093/MJ093-01B-WD.pdf#search=’%E4%B8%AD%E6%9D%91%E8%BB%92%E8%B5%A4%E9%A3%AF’