子供の頃は、1年がとても長く感じたものです。
大人になるにしたがって、短く感じるようになり、「もう年の瀬っ」とびっくりしてしまいます。
これは、たぶん大人になるにしたがって進化のスピードが遅くなってくるからに違いありません。
進化の流れのことを、インドの言葉ではダルマと言います。
あらゆるものが進化の流れに乗って進んでいきます。
宇宙の進化、太陽系の進化、地球の進化、国の進化、地域の進化、家庭の進化、そして個人の進化と細分化されていくため、一般的にはダルマは「個人の役割」と捉えられています。
私達がストレスを抱え込むようになると、自然な流れに身を任せるのが下手になってきて、変に力んだり、流れに逆らって川上にむかって力の限り泳ぎ始めたりします。
そんな時は、瞑想しましょう。
無為になれば、ふたたび進化の流れに沿うようになります。
瞑想は個人の最低限の義務です。
速い進化は、時間の感覚を遅らせ、やがてストレスがすべてそぎ落とされたときには、無限の静寂の中で生きるようになることでしょう。