生命の目的とは?
生命の目的について、マハリシは次のように語っています。
幸福の拡大が生命の目的であり、進化はこれを成就する過程です。
もし、ある人が幸福でないとしたら、その人は生命のエッセンスを見失っています。
もしその人の知性、力、創造性、平和、幸福が絶えず成長し拡大していないとしたら、その人は道に迷っていることになります。
生命は、鈍さや怠惰や苦しみの中で生きるようにはできていません。
こういう生き方は生命の本質には属していないのです。
生命はエネルギーに満ちており、活動を通して進歩し、進化し、発展し、みずからを拡大していきます。
活動は進化の流れを維持するものであり、この活動の媒介となるのが個人の神経系です。人間より低次の生物種では、神経系が十分に発達していないために、進化のための活動ははるかに小さい規模でしか行われていません。
神経系が進化するにつれて、進化の速度も増大します。
人間の神経系は完全であって、最も高度に進化しています。
したがって、一生涯における人間の進化の可能性には限界がありません。
その能力、強さ、知性、創造性などは限りなく発達します。
みずから経験し放射する幸福の大きさにも限界がありません。マハリシ(超越瞑想102~106頁)
進歩し、成長することは生命の自然な傾向です。
TM瞑想は、私たちの進化・成長を促すことによって、より大きな幸福をもたらします。
◇ ◆ ◇ 体験談 ◇ ◆ ◇
生きる目的は幸せになること
経営者、男性、神奈川、TM歴15年
私にとって生きる目的とは、幸せになるということです。
TM運動が始まって三十周年の年だったと思いますが、TMの先生が、「マハリシはこの三十年間、物理学を使ったり、心理学を使ったりして、いろいろな間口を使い話をしてきましたが、生命の本質は至福であるという、ただそれだけを言いたくて、ずっと三十年間、いろんなことを話してきたんですよ」と話されていました。
それを聞いていて思ったのです。「生命の本質は至福」であるならば、私たちが生きている目的は幸せになることなのかな、そして幸せになるということは、お金があったり、楽しい生活などもそうですが、私にとっては目的を遂げていくことなのかな、と。
たとえば、会社の社長になりたいとか、会社を大きくしたいとか、株式を公開したいとか、こんな企業にしたいとか、いろいろな目標があります。
でも、目標そのものよりも、そのようなことを達成していく喜びが幸せなのだと思います。
「生命の本質は至福」なんだ、幸せになることが目的なんだと思うと、お金とか、地位とか、そういうものにあまり振り回されないで済みます。
それは、瞑想していない方からすると、けっこう新鮮に見えるみたいです。
私にとっては、目標を達成していく上で、TMが欠かせないものとなっています。
TMを始めてから、確実に自然の支援が増してきましたし、新しい事業の企画などを練っているときも、本当にクリアにいろんな計算ができるようになりました。
夜遅くなって疲れたり、いろいろな困難に直面しても、最後までやりぬくことができるのは、TMをやっているお陰だと思います。