生命の本質は至福
「生命の本質は至福であり、誰も苦しむ必要はない」。
これがマハリシが全世界に伝えてきたメッセージです。
生命の本質である無限の至福の領域が、私たちの内側に存在しています。
超越瞑想は、心を内側へと向けることで、この至福意識の体験をもたらします。
その結果として、私たちは物事を肯定的にとらえるようになり、感謝の気持ちが生まれ、愛が自然と育っていきます。
努力や試行錯誤は必要ありません。愛の質を育むその過程は、完全に自然であり無理のないものです。
人間は誰も苦しむために生まれてきてはいません。人生を楽しみ、その喜びをみんなと分かち合うために生まれくるのです。
愛は、より大きな幸福や喜びの表現です。瞑想によって、内側の幸福や喜びが増すにつれて、愛は自然に育っていきます。
私たちが幸福であるとき、自然に善いことが行われ、その喜びが広がっていきます。
マハリシは幸福であることの大切さを次のように語っています。
人生を楽しみ、幸福でありなさい。
幸福でいることはもっとも大切なことです。
どんな事においても成功は、幸福であることを通してやってきます。
もっと多くの自然の支援が、幸福であることからやってきます。
どんな状況においても、幸福でありなさい。
長年の習慣を変えるために、少々努力する必要があったとしてもです。
何か否定的なことがやってきたなら、それを、あなたの至福の大海へおちてきた雨粒と考えるのです。
あなたはいつでも至福の大海をたずさえているとは限らないかもしれません。
ですが、とにかくそのように考えてごらんなさい。
すると、至福の海がやってくるのに助けとなります。
疑うことは至福に満ちていませんし、幸福を生み出しもしません。
幸福で、健康でありなさい。
そしてあなたのハートから、あの愛がすべて流れだすままにしなさい。
――マハリシ
◇ ◆ ◇ 体験談 ◇ ◆ ◇
人間の本質は限りなく愛に満ちている
経営者、男性、神奈川
TMを始めてから、物事の本質が見えるようになった、感じられるようになった気がします。
非常に素直にものが見えるようになったという感じです。
本質的に私たちはいつも大自然の支援を受けているんだ、というのが理屈じゃなく、感覚的にとらえられるようになりました。
いつも絶対安心の境地のなかで物事が進んでいく、そのような感じです。
以前は何かを自分の力でやっていくというように、絶えず力を入れていた気がするんです。
しかし、TMを始めてから、その必要が全くない。
自然にいいことが起きている、自然にいい方向にいってしまう、という感じです。
要するに、いいことを考えていれば、いいことが起きるということですが、TMをしていると、いいことしか思い浮かばなくなってくる。
非常に感覚的ですけれど、後ろを振り返ってみると、いつでもいいことが浮かんできて、いいことが向こうから駆け足でやってくる、そういった感じです。
TMによって、人間の本質が限りなく善で、限りなく愛に満ちていて、限りなく至福に満ちているということが分かってきました。
幸福そのもの、愛そのものが、人間の本質なんだということを体験的に実感できる気がします。
ですからTMを続ければ続けるほど、肯定的になるというのは当然のことだと思います。
TMで、純粋意識という自分自身の内なる本質に近づけば近づくほど、静寂が増し、愛が増し、至福が増していきます。
ということは私たち自身の本質は愛なんだ、至福なんだということです。
それが体験的に実感できた、確信できたことが、私にとって最大のTM効果だと思います。
瞑想することによって、肯定的にものを考えることができます。
肯定的にものを考えるということは、絶えず自分が立っているところで、夢やロマンを描けるということです。
「こんな素晴らしい人生を生きたいな。こうしていきたい、ああしていきたい」と思うわけです。
そして、かすかに「ああ、こうなりたいな」って思ったことが実現していく。
こうした状況が、TMの効果の中に確実にあるんです。
自然の支援を得て、自分の夢が実現されていくんです。
そして、いつでも安心感があります。
常にリラックスできているということはストレスがないということでしょう。
ストレスを解消する効果は、TMの極意といってもいいくらいです。
「偉大な人物の行為の成功は、行為の手段によるよりもその純粋さによる」という話をTM教師の方から聞きました。
TMをやることによって、今私が確信をもっていることは、人間の頭で考える力というものは、非常に小さなもので限りがあり、しかも間違いが多い。
それに頼って、つまり知識や、経験や、技術に頼って人生を歩もうとすると、非常に困難が多いということです。
しからばどうするかというと、まさにその行為の手段によるよりも、その純粋性によるということです。
つまり、限りなく自分自身の内なる本質に近づいて、天地、大自然からの支援を得るということでしょう。
まさに超越瞑想を規則正しく続けることによって、この目的が達成できると確信しています。