ドーシャと人間関係

マハリシ・アーユルヴェーダでは、7つ(10)のドーシャタイプに分けます。

ヴァータ ②ピッタ ③カパ ④ヴァータピッタ ⑤ヴァータカパ ⑥カパピッタそして、ヴァータピッタカパです。

(厳密に表現すれば、二ドーシャ型(④~⑥)はどちらのドーシャが優勢かにより、異なりますので、合計6通りの組み合わせとなりますので、全部で10種のドーシャ型となります。)

ドーシャの組み合わせによって、その性格が違ってきます。

たとえば、ヴァータの人ですと、イライラしやすい、非常に変化しやすい、好みが変わりやすいという傾向があります。

※マハリシ・アーユルヴェーダではバランスを構築することを目指しますので、不安になりやすいヴァータの場合、逆に落ち着かせる意味で緑いろで表記し、ピッタは熱を持ちやすいので、冷ます意味でで表現し、カパ(カファ)は沈滞しやすいので、活性化するためで表現します。

ヴァータの質というものをその人は反射するわけです。

ヴァータには乾燥という質がありますが、その人は非常に痩せた体格をしています。

そして弱々しい状態です。声が低くて何かひび割れています。あまり眠りません。

また、ヴァータには軽いという質がありますので、活動は大変短く、変わりやすいのです。

食べ物も好き嫌いがあります。ヴァータの人は、ヴァータが乱れた場合には、八つの特徴的な症状があります。

 

 

ピッタの人ですと、非常に鋭いです。

すぐにカーッとなる、少し攻撃的なところがある、また熱を持っています。そのために、ピッタの人は熱には耐えられません。

体全体が大変デリケートです。

白い皮膚の色をしています。顔にできものとかができやすい傾向があります。

また、食欲が大変強く、食べすぎる傾向を持っています。水をよく飲みます。

若いときから額に皺ができたり、髪が白くなったりします。また、禿になりやすいという傾向があります。

 

 

カパの人ですと、非常に平和的、体が滑らかで、体の質は油っぽい、非常にスムーズなところがあります。

また、生殖力が強く、子供が多いです。食べるのに時間をかけます。

それから、長い時間働きます。仕事に取り掛かるのが遅く、遅くなって仕事を終わります。

このようにドーシャのタイプによって、それぞれの性格が違ってきます。

 

ですから、人間関係を見てみますと、ヴァータの人ですと、カパの人とは良いのですが、同じヴァータ人とは合わない。

ピッタの人同士は、お互い合わないというようなところが出てきます。

また、ヴァータの人は、友人が少ない傾向があります。何か不幸を好むところがあります。

心がいつも変わりやすいです。体の強さはあまりありません。お金がたまりにくいところがあります。

割と背が高く、乾燥しています。そういう人達はあまり人と交わりません。

ピッタは怒りです。怒りっぽいです。何か英雄的なことをするのを好みます。なんでも自分を頼ってくる人は助けます。

ですから、ピッタの人から助けを得たければ、その人にあなただけが頼りだ、あなたしか助けてくれる人はいないと言えば、助けてくれます。

そういう人はまた、デリケートな人でもあります。

 

カパの人は、基本的に心が安定しています。いつも運動して体を鍛えています。より快適な形で話します。

言葉数が少ないです。我々が百回話すとしたならば、カパの人は一回しか話しません。

また、とても寛大なところがあり、人が何か悪いことをしたとしても、それを許すでしょう。

高い知性を持っています。嫌いな場合は、ずっと嫌います。つまり、ヴァータの人は一時的ですが、カパの人はずっとそれが続きます。

今日では、私たちはいろんな人に合わなければなりません。前もってその人がどんな人か、つまりどのような性格なのかを知っていれば、良い関係を保つのが楽にできるでしょう。

その人の性格などを、ドーシャのバランスから見るというようなユニークなシステムは、マハリシ・アーユルヴェーダ以外にないと思います。

ですからマハリシ・アーユルヴェーダによって、人がどんなタイプなのかを知ることは大変有益なものでしょう。