「冬の京都のレジデンス」用と自家用にギーを作りました。
我が家のギー作りは、濾さないのが特徴です。
厚手の鍋に今回は、無塩バター220グラム6個溶かしました。
オール家電のコンロなら火力を調節しやすいのですが、我が家はガス。
五徳を二段に重ね、一番小さな火で、遠火でゆっくりと溶かしていきます。
バターが溶けると、下層に白濁した水分、中層に油分に分かれます。
表面に白い泡が浮いてきます。
ここまで、バターを溶かし始めてから、40分以上経過しています。
熱で熱せられ、下層の水分が蒸発して、水分層の厚さがだんだん薄くなってきます。
表面の泡をかき分けると、中層の油分(澄ましバター)がだんだん透明になってくるのがわかります。
ここからが、注意が必要です。
焦がしたら一巻の終わり。
目を離さないほうがよいです!
なんとも幸福な香りでキッチンが満たされます。
表面にの泡を避けながら、鍋を斜めにして、横レードルでギーをすくいあげ、瓶に移します。
このように黄金色に澄んだ状態が上手にできた証拠。
アーユルヴェーダの教科書によると、正しく作ったギーは100年もつと書いてあります。
でも、水分が入っているとカビるので、冷めたら冷蔵庫にしまって 完成~ィ
ろ紙を使わないので、ロスが少ない(な~んちゃって)のですが、適度に水分が含んだ状態で、濾す方法も結構歩留まりが良いので、どちらがよいかは自分で決めてください。
なお、インド人は、有塩バターでも簡単にギーを作ります。完全には塩分が抜けないような気がしますが、値段が無塩バターより安いので、少量の時は、結構いいですよ!
- 投稿タグ
- 我が家のギー(澄ましバター)作り