環境からのアプローチ
空気や水の汚染が人間の病気の大きな原因になっていることは、みんなが知っている。
それに加えて、シックハウス、シックビル症候群と呼ばれるさまざまな病気も、現代社会の問題として知られるようになってきた。
木材製品やカーペットなどの建築材料に使用される染料、塗料、接着剤など、ますます有毒な物質が建築業者たちによって使われている。
それと同時に、建物は空調や暖房が効果的に働くようにと、気密性が非常に高くなっている。
その結果、有毒な気体が内部に閉じ込められるのである。
また、高圧線、ビデオディスプレイ装置、電気毛布などの低レベルの電磁波を出すものも問題にされるようになってきた。
これらの電磁波は長い間には私たちの健康を損なうのではないか、と疑われている。
つまり、私たちの家庭や職場が私たちを病気にするかもしれないのである。
さらに、最近の研究が示しているところによると、どんな環境であっても人口密度が高すぎると、精神衛生上の問題が生じやすくなり、それがすぐに体の健康も脅かすことになる。
これらの事実を考え合わせてみると、私たちは自分たちの健康にとって危険な文明を築き上げてしまったようだ。
科学テクノロジーをその危険性を十分に考えないで使用したために、私たちは不健康なビルばかりか、不健康な社会を築き上げてしまった。
非常に現実的な意味において、私たちの環境そのものが病気の原因になっているのである。
マハリシ・アーユルヴェーダにはこういった環境の問題に対処する方法も用意されている。
ヴェーダの建築学ともいうべきスターパティヤヴェーダの知識をとおして、マハリシ・アーユルヴェーダは生活環境や職場環境についての特別なアドバイスを提案している。
スターパティヤヴェーダは自然の諸法則に調和した建築を提供する。
例えば、無害な材料を使うことや、それぞれの部屋で行われる活動にとってのエネルギーのレベルが適切になるように太陽の通り道を考慮して部屋の配置を決めることを勧めている。
マハリシ・スターパティヤヴェーダの詳細はこちら