京都、大徳寺塔頭「東滴壺」です。
方丈の東にある有名な坪庭で、わが国では最も小さく、底知れぬ深淵に吸い込まれそうな感じのする、格調高い石庭です。
この石庭の脇に、10年ほど前まで川柳が掲示されていました。
とびこんだ ちからでとびだす かわずかな
今日訪ねたら、もうなくなっており心残りでした。
このシンプルな川柳は瞑想の神髄を表しているように思います。
ディヤーナ(心と「存在」との間にある生命の領域)は「禅」という言葉の語源で、
一般的にディヤーナといえば瞑想をさすのですが、
心の内に深く飛び込めば跳びこむほど、力を得て躍動的になり、
活動の領域に飛び出してくることができる
という、最少作用最大達成を表しているように思います。
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