宇宙意識、そしてそれ以上の意識状態は脳波計で計測できるのか

これが今回のテーマです。

マハリシ国際大学(MIU)教授のアラリック・アレナンダー博士がアップしているYouTube動画https://www.youtube.com/watch?v=DYZM3-09ySE&list=PLZa0m7e6Hq_nTUaTB89IETVkTyzFHZu1Uから、私なりに解説を加えてみます。

私と妻は、2012年秋、フレッド・トラビス博士、アラリック・アレナンダー博士に学び、脳波計を持ち帰りました。

私は英語が得意でないので、そのころは内容を十分理解できておりませんでした。

あれから40年、いや、10数年、私なりに勉強を深め、多少理解が進んできましたので、アレナンダー博士の論説のポイントを話すことできそうです。

意識とは何か

現在、多くの科学者が意識の研究をしていますが、その多くは「脳」という物質が意識を生み出しているのだろうと仮定しています。

マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの主張はまったく逆で、初めに「意識」が存在し、意識が心と物質を創り出していると教えています。

古代からのつたわる人間の最も古い記録である『ヴェーダ』と『現代科学』の観点から、人間の意識を探索していくことは極めて大切であると考えます。

また、知識は体験があってこそ本当の知識となるのですが、厄介なことに、人の意識状態により、知識自体が異なってしまうという特徴があります。

であるからこそ、科学的データに基づき検討を始める必要があるわけですし、定義も必要です。

さらに、高次意識の体験は、世界を調和と平和な状態に保つ役割も担えるのです。

首都キーウ(キエフ)世界平和サミット2017の決議書

世界平和を実現する方法

私は超越瞑想TMを43年前に始め、TMシディプログラムを含む各種上級テクニックも行っています。

そこで、脳波計で宇宙意識より高次の意識状態を計測できるかは、私にとってのとても大きな関心事です。

意識の定義と説明

高次意識の理解 と 意識の七段階

 
 
●第四の意識状態:超越意識(純粋意識)
 
超越意識とは、超越瞑想中に経験される独特の意識状態です。
 
超越瞑想を実践すると、心は内深くに入っていき、意識の拡大を経験します。
 
そして、やがて、完全に静寂で、枠のない意識の状態へと至ります。
 
これが超越意識(純粋意識)の体験です。
 
この状態は、安らいでいながらも、心ははっきりと目覚めていて、機敏さを保っています。
 
また、純粋意識は、至福、創造性、エネルギーの源であるので、純粋意識を経験するとき、心は、至福、創造性、エネルギーに満たされます。
 
●第五の意識状態:宇宙意識
 
瞑想と活動を繰り返すことで、純粋意識が完全に定着してくると、寝ているときも、夢を見ているときも、起きているときも、常に純粋意識が維持されるようになります。
 
それが、宇宙意識の状態です。
 
宇宙意識に達した人は、二十四時間、常に至福意識のなかで生きられるようになります。
 
深い眠りの状態にあるときにも、内側ではっきりと目覚めています。
 
活動の最中であっても、内側には完全な静寂が維持され、決して自分を見失わなくなります。
 

●第六の意識状態:神意識

宇宙意識の状態において、知覚能力が次第に洗練されていき、やがて知覚の対象の最も微細な価値までも認識できるようになります。
 
これは、神意識と呼ばれる状態です。
 
この意識状態においては、すべての対象が、光り輝く神々しい価値として経験されます。
 
環境のあらゆるもののなかに、最も美しく素晴らしい価値を認識するようになるので、あらゆる対象との関係は愛と調和で満たされるようになります。
 

続く