個々人の活動が個々人の活動を支配していると同じように、国家の意識は国民の活動を支配しています。
国家の意識は国民一人ひとりの意識の集合ですから、国家を動かしその運命を決めるのは結局は個々人の意識です。
政府のすべての決定は国民の意識の表れです。
政府は国民の純粋で無心な鏡です。
その前に何が置かれたとしても、それを映し出します。
啓発の時代の世界政府の役割は親の役割
私たちは私たちの功績を認められたいと思って、世界意識の中に調和を生み出しているのではありません。
私たちはすべての政府にこの功績を与え、啓発の時代の世界政府は国家の家族の中で親の役割をしているのだと説明します。
親は子供たちに感謝されたいと思って何かをするのではありません。
親が子どもたちのために何かをするのはすべて自分の喜び、自分の義務、自分の満足のためです。
世界中のすべての政府に対する啓発の時代の世界政府の親の役割もこのようなものであるのです。
啓発の時代の世界政府は、親の役割を静かにそれ自身の内側で遂行します。
バランスの取れた行動をうみだす
国家の法は常に人々がどのように行動するかに基づいています。
そそて人々の行動の基盤には自然の法があります。
自然法は、進歩と進化を促進するものです。
啓発の時代の世界政府は自然法をよりどころとし、バランスのとれた行動を生み出す方法をすべての政府に提供します。
今日、現代科学の統一場に関する知識とヴェーダ科学の深遠な英知がすべての政府に統一場のテクノロジーを提供するという宣言ができることを、私は非常にうれしく思います。
統一場のテクノロジーは、すべての原動力と傾向の基盤である自然の法があらゆるところで国家の法を支持するようにするテクニックです。
自然法と同盟して世界平和と達成する
自然法は無敵です。
自然法はすべてを支持し、進歩的です。
自然法は常に進化的です。
自然法との同盟はすべての国家元首が世界平和への願いを成就するための提案です。
世界平和は、武器や弾薬や電子や核の技術を貯え、軍事力を大きくすることでは達成されません。
破壊の手段は常に破壊の手段でしかないということは誰でもが知っています。
自然法の援助、自然法との同盟は、常に進化的であり、進歩と平和を促進します。
統一場のテクノロジーは統一場の知識に基づいています。
それは、今日では科学を基盤とした深遠なテクノロジーです。
このテクノロジーを用い、すべての国が理想の国に高まり、国民を啓発へと導くことができます。
愛国心は世界へと拡大しなければならない
科学ははこれまでさまざまな自然の法則を発見してきました。
しかし、電子や原子核のレベルの自然法則に関する知識は、大変間違った方向へ導かれ、人類を破滅させてしまう危険さえも生み出しました。
どの国も、自分の国だけを愛する愛国心の方が世界全体を愛する気持ちよりも大切であると思ってはいけません。
愛国心が国境の内側だけにとどまるのであれば、そのような愛国心は、自滅的な愛国心となりかねません。
国の安全を保障するのは、世界全体を一つの家族のように思う愛国心、生命への愛です。
今日では、どこかある国が無敵であろうとするなら、その国はすべての国が無敵になるのを認めなくてはなりません。
理想社会の創造は人間の意識を統一場と一致させること
統一場のテクノロジーは、世界中の市民の心が自然法と完全に調和して機能するための手段となります。
統一場には、自然法の全潜在力があります。
統一場のテクノロジーにより、人間の意識がそれと一致すると、毎日の生活の中で自発的に自然法の全潜在力を生きることができるようになります。
これが、啓発への道です。
これが、進歩、幸福、調和の道です。
これは理想社会を創造し、維持する新しい方法です。
統一場に基づく理想の文明の自己充足性と無敵性を提供する
啓発の時代の世界政府は、自然法に属する自己充足性と無敵性をすべての国に提供します。
私はこれまで啓発の時代のガバナーやシダーたちが成し遂げてきたことを大変うれしく思っています。
ガバナーやシダーたちの集会が規則的に開催されれば、世界意識の浄化が進み、全世界のすべての政府とすべての人たちの中に肯定性がますます目覚めるようになるでしょう。
そして、世界は、啓発の時代の世界となるでしょう。
人間の文明は、恐怖、争い、否定性のない文明となるでしょう。
それが、統一場に基づく理想の文明です。
私たちは新しい世界、理想の文明を創るのです。
7000人のグループが啓発の時代を永遠のものとします。
各国の政府が統一場のテクノロジーを人々に紹介し、それにより無知の時代の暗闇を取り除くなら、啓発の時代は永遠のものとなります。
世界のすべての政府とすべての国とすべての人たちに幸運を願います。
1976年 超越瞑想プログラム創始者 マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー
月間ユートピア 地球規模の幸福と調和の創造 ~マハリシ、啓発の時代の世界政府を語る~ より
マハリシによる新しい政府の定義
『存在の科学と生きる技術』の最終章においてマハリシは、社会のすべての人々に超越瞑想の恩恵をもたらすために、政府がその仲介役となるように訴えました。
今マハリシは、世界政治指導者たちに、新しい政府の定義を提示しています。
「政府がさまざまな問題を予防できるのであれば、その政府は「政府」という名に値します。
もし種々の問題を予防できないのであれば、さまざまな状況や環境に手荒に扱われる存在にすぎません」。
マハリシは、「さまざまな問題を防止できなければ、政府自体に問題があります」と指摘しています。
現在の政府には、問題防止能力がないことは明白です。
なぜでしょうか。
その理由は、政府はその国における国民の集合意識の無邪気な鏡であるからです。
国民にストレスが蓄積すると集合意識にストレスが蓄積され、社会全体が、さまざまな問題や否定性や病気を生み出す習慣や傾向であふれてしまいます。
そのような集合意識に直面している政府には何ができるでしょうか?
歴史が示していることは、政府が無能であれば、人々の悲惨さは益々増幅していき、結局政府は人々を守るために更なる代償を支払わなくてはなりません。
実際集合意識の中からストレスを計画的に減少させない限り、マハリシによる政府の新しい定義を満たす政府は、いつまでたっても存在しえないことでしょう。
政府は、種々の問題が発生する前にそれを防止し、苦しみのない社会を創造できなければなりません。
「超越瞑想」433頁より
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