松山英樹さんのマスターズゴルフ2021優勝おめでとうございます。

素人の私からすると15番ホールでの池ポチャでどうなってしまうのかと気が気ではありませんでしたし、最終18番ホールも、最後から二番目のパットでカップをわずかに掠め30センチほどオーバー。

これを入れれば優勝とわかっていてのパットがどれほどのプレッシャーか想像を絶します。

どんな時も平常心を保つこと、冷静に対処することは、難しいことです。

難しいけれど、こうやればできると思い努力を続ける。

努力すればきっと達成できるという見本のような優勝だったと思います。

 

素直の初段

松下幸之助さんが素直な心について話しています。

「柔道や碁でも段があります。素直な心が常に働けば、もうすでに素直の初段である。

そうすると、だいたいにおいてその人の行動は融通無碍になる。

商売すれば商売に成功する。

学校の先生になれば模範的な先生になる。

政治家になれば非常にええ政治家になる。

今の政治家はマイナス初段ではないだろうか」と笑っています。

 

初段の値打ち

「初段になればどのくらい値打ちがあるかはわからないけども、わかるために、一応お金にたとえると、その人が数十億円の金持ちになったと考えればいいと思う。

数十億円のお金を儲けるということは、一晩や二晩ではもうからない。

一生かかっても儲からんと。

一生かかっても素直な心が常に働くちゅうということはそれほど難しいものやと。

そのくらい値打ちがあるものやということです。」

 

松山選手がマスターズ優勝後、プライベートジェットに乗らずに一般の飛行機ロビーで見かけられたことが「ゴルフダイジェスト」公式ツイッターに投稿されて話題になっていました。

松山選手は今後CM等の収入はさらに多くなってくるでしょうが、日本人のこのようなかざらないところが誇らしくもあります。

 

達観の域

上野由岐子選手

東京オリンピックを控え、もう一人どうしても紹介したい人がいます。

ソフトボール界における前人未到の記録を更新し続けている上野由岐子選手です。

この人の心は何段に相当するでしょうか。

数々の苦難を乗り越え、徹底した自己管理をたゆまず続ける上野選手は達観の域に達しているように思います。

「東京オリンピック開催が一年伸びでも、今年の五輪があっても無くなっても、まったく気になりません。

いつでも同じ最高のパフォーマンスをすることが出来ます」と、いっさい力むこともなく、自信とともにさらっと答えているTVインタビューを観ました。

まさに360度自由の境地。

 

マハリシ先生は、偉人の生涯から学ぶことはとても大切だと仰っています。

私たちは日々瞑想をつづけ精進しています。

つねに悟りを目標にして、そして、己の心身と現実の世界に最大の善と調和をもたらすべく、根に水を与え続けています。

楽しみながら一緒に声を掛け合い続けましょう。