ドイツのケムニッツ市にあるケムニッツ工科大学で行われた、1134人の被験者に対する21の研究の独立したメタ分析では、TMがマインドフルネスや他の瞑想法よりも、否定的感情、特性不安、神経症的傾向の減少と自己実現の増大においてより有意により大きな効果量をもつことが示された。

マインドフルネス瞑想は、マインドフルネス・テクニックを使用しない他の瞑想法に比べて優れていなかった。

否定的感情は、この研究では、否定的情動を、否定的な精神活動、気分のプロフィール (怒り、混乱、うつ、疲労、緊張)、神経質、不適切感、不信、罪悪感、不信感、葛藤として定義した。

尺度は d、つまり標準化平均差であり、それは標準偏差ユニットの介入群と対照群の差である。 慣例により、d ≥ .80 は、大きな効果と考えられ、d = .5 は中程度、d = .2 は小さな効果と考えられている。すべてのTM効果は大きかった。 他のテクニックの効果は中程度から小さな効果の範囲であった。

注:この図を作るデータは、次の資料によった。 Sedlmeier, P., J. Eberth, M. Schwarz, D. Zimmermann, and F. Haarig. “The Psychological Effects of Meditation: A Meta-Analysis.” Psychological Bulletin 138, no. 6 (2012): 1139-71., Tables 3, 4, and 5 and Figure 9. 効果量はこの論文では相関係数 r として表現されていたが、この図を作成するためにより親しみのある d に変えられた。