Newberg, A., Travis, F., Wintering, N., Nidich, S., Alavi, A. & Schneider, R. Neural Imaging conference, Miami, Fl., 2006.

トラビスらの研究によりますと、TM瞑想実習中は前頭部、および頭頂部に血流が多く、意識は明敏に目覚めていることがわかります。(上部右)

一方、海馬おおび視床への血流は少なく、体には深い休息が得られていることがわかります。(下図右)

超越瞑想TMは、安らぎの機敏さ(Restfull-aAlertness)と呼ばれる非常にユニークな生理状態を生み出すことがわかります。

Positron Emission Tomography(PET)

PETとは、Positron Emission Tomography(陽電子放出断層撮影)の略です。
従来のCTやMRIなどの体の構造をみる検査とは異なり、
細胞の活動状況を画像でみることができ、がん、脳、心臓などの病気の診断に有効です。
フルオロデオキシグルコース(FDG)はブドウ糖類似物質であり、
ブドウ糖と同様に細胞に取り込まれFDG6リン酸に変化しますが、
解糖系で代謝されずに細胞内に蓄積されていきます。
FDGのF18はγ線を発生し、そのγ線を捉えて画像化したものがPETです。