NHKのシリーズ『人体』では、「脳」から始まりました。

その後、各器官の働きを紹介し、実は各臓器間で緊密な会話(情報交換)がされていることがわかってきました。

それでは脳はそれほど重要な器官ではないのかと思ってしまうのですが、やはり最後に再び脳の大切さを強調する放送となりました。

マハリシ国際大学のトラビス博士の著書によると、

脳は体重と比べると、重さわずか2%ほどの臓器でありながら、

エネルギー消費量は20%~50%と言われています。

脳ニューロンの総数は1,000億、シナプス接続箇所は一つのニューロンに数個から数万個。

仮に平均1,000個として計算してもその総数は100兆となり、この数は銀河系に存在する星の数の1,000倍となります。

どのような計測方法か分かりませんが、ニューロンの総延長距離は地球4周分にもなるそうです。

そして、伝達スピードですが、脳内のニューロンは跳躍伝導により、ほぼ新幹線の速さ、秒速120mです。

色づけされた写真ですが、ニューロンと神経束を表していて、前後左右、表面深部あらゆるところに神経が張めぐらされています。

光と比較するととても遅いとも考えられますが、脳の大きさからすると、一瞬で脳の隅々にまで届くことになります。

さらに、2000年代に入り、当初ニューロンを支えている単なる詰め物のように思われてたグリア細胞が、

脳の情報伝達を助ける重要な仲介者であることが判明しつつあるようです。

グリアとはglueからイメージされて付いた言葉で、ペトペトした白い”にかわ”のように見えるからでしょう。

脳細胞の数十倍もの量があり、すごい働きをしているのですが、伝達作用に関してはの研究はまだまだ少ないようです。

まさにglue(接着剤)のように機能し、脳内の情報伝達を見るうえでも、益々その存在価値に注目されていくと私は考えています。

いずれにしても、脳内の血流がニューロンもグリア細胞にも影響を大きく及ぼすであろうことを考えると、

血流量を見える化するfMRIはとても重要な技法だと思います。

超越瞑想とマインドフルネスの血流の比較

TM瞑想実践中の脳内の血流

上の写真は、超越瞑想実践中の被験者の脳内の血流を表しています。

前頭部の赤い部分は高い血流量を示していて、脳が明敏に目覚めていることがわかります。

青く表示されている部分はゆっくり適度な血流量を示します。

呼吸中枢である脳幹部、運動調節機能を担当している小脳、

感情形成・呼吸・感情による記憶に関連する部位である帯状回は

程度な血流により適度に活動的であることがわかります。

 

ぼんやりしているときの、エネルギーの80%を消費してしまうときの脳内の血流

この写真は、心がぼんやりしているときの脳内の血流量を表しています。

「デフォルトモードネットワーク」とは、安静状態で、心はぼんやりとしていて、いろいろなことをつらつらと考えている状態を指します。

前頭部と後部の帯状回にとても多くの血流があり、多くのエネルギーを使っていることがわかります。

マインドフルネス瞑想では、呼吸や体の感覚を観察する、あるいは集中するのですが、いつの間にか、心がさまよい出して、「デフォルトモードネットワーク」の状態になってしまうことがあります。

そのため、心がさまよい出て考え事を始めたら、そのことに気がついて呼吸や体の感覚に意識を戻していくように指導されるようです。

三種の異なる瞑想法の比較

では、それぞれの瞑想法の特徴はどのようなものなのでしょうか?

下図は、瞑想を三種の異なる瞑想法に分類しています。

「注意の集中」法

「ありのままの自己観察法」

「自動的な自己超越法」

に分けて表示してあります。『超越瞑想は自動的な自己超越法』に分類されます。

「自己超越の脳波の特徴は、超越瞑想の自然で簡単な性質の結果です」とトラビス博士は説明します。

「TranscendentalMeditation®テクニックの脳波パターンは、わずか数か月後に高レベルの一貫性と統合に達します。

博士は気功の実践者が同様の結果を達成したケーススタディを発見しましたが、

45年の間、繰り返し実践することにより、自動的に自己超越できるようになった結果とみています。

米国アイオワ州  マハリシ国際大学、意識&認知センター、瞑想の種類より

参考文献

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