活動は思考をもとにしています。何をする場合でも、行動する前にまず考えなくてはなりません。

しかし、思考は何に依存しているか、という点まで考察する人はあまりいないようです。(中略)

考えるためには、少なくとも、在らねばなりません。「存在」はすべての生命の基盤です。

ちょうど樹液がなければ根も幹もありえないように、「存在」がなければ思考もありません。

「存在」がなければ生命はありません。―超越瞑想 第一部「存在」の科学(マハリシ出版) 43ページより―

 

バニヤンツリー。根が大地に下り、根もやがて幹と化し、石堂さえも飲み込む巨大な木になることもある。

根は土の中にあって見えません。しかし、根は木の全体に栄養を与え、元気にし、実を結ばせます。

根は心に相当します。

瞑想とは、根の全領域をくまなく探索するようなものかもしれません。

しかし、最も大切なのは無色の樹液です。樹液は根をはじめ、木のあらゆる部分にいきわたり、栄養を運びます。

つまり「普遍的」という表現が与えられるでしょう。

 

同じように、普遍的な芸術を生み出すためには、意識が樹液のレベルを体験できる必要がありそうです。

そこで、今回はミュージシャンでもある、バンディ石田さんと音楽ライターのピクミンさんにご協力をいただき、

「ミュージシャンの創造性と瞑想」というタイトルで、私もコメントさせていただきました。

 

「ミュージシャンの創造性と瞑想」
令和2年1月14日 当センター内で収録
進行:バンディ石田さん(ロックギタリスト シンガー ラジオパーソナリティー)
コメンテイター:宮谷行美(ピクミン)さん (音楽ライター)
監督:山崎好良さん(構成、監督、カメラ、音声、照明、編集)
コメンテイター:川井悠央(TM教師)