「お金よりも価値あるもの」

レイ・コクラン 

創造性が高まり、物事がスムーズになって、人生の難題が解決する。

 

1972年、私はロッキードで航空宇宙産業のエンジニアをしていたのですが、政府が非防衛・防衛ともに研究開発資金を削減したため、何千人もの同僚のエンジニアとともに一時解雇されました。

私の同僚の一人はその状況になっても著しく冷静で楽観的であるように見えたので、私は彼に、暮らしには困らないのかと尋ねてみました。

「いいや。お金を持っているのではなく、それよりも価値のあるものを持っているんだ。超越瞑想をね」と彼は声を大にして言いました。

 

私はさらに多くの質問をしました。

すると彼は、TM説明会に参加すればいいと私に教えてくれました。

私は妻と一緒に説明会に参加し、数日後にTMを学びました。

効果はすぐに現れました。

 

家庭と仕事を両立することがより簡単になり、そして私たち二人は、創造性が高まり、物事がスムーズになって、人生の難題が解決するのを体験しました。

 

1978年に私たちは、上級のTMシディプログラムを学び、ヨーガのフライングで心身が協調する高揚感を体験しました。

何という喜びでしょう! これは私たちの進化における大躍進となり、「意識」の意味がよりいっそう身近で、生き生きとしたものになりました。

 

私たちは、健康と活力が改善され、人間関係がよりいっそう円満になり、内面の強さが高まるのを体験しました。

これこそが人生の生き方であるべきだと私たちは感じました。

私たちは内側にある巨大なパワーと幸福につながっていると感じました。

 

それからもう30年が経過しました。

私の息子はとても若い年齢で死に、私の妻は亡くなっていますが、私はTMとTMシディプログラムをしっかり続けることによって、集中力と幸福を保っています。

その恩恵は、あなたの在職中だけでなく退職後にも続きます。

家庭を守る責任、日常の業務、期限に追われるプレッシャーから解放されているので、じっくりと超越意識に取り組む大きなチャンスであり、その結果として、良好な健康という生理面での報酬と調和的な生活を楽しめます。

 

「超越意識」というと、何か漠然としたものとして避けようとする人々がいます。

しかし、人生において不可解なものを探求することを恐れない人々もいます。

そのような人々は、超越意識の体験が実際に手応えのあるものだと実感し、生命とは平和と幸福と安らぎの中で生きられるように、もともとデザインされていることに気づきます。