アメリカSEIインダストリー社のTM導入例

カナダのカルガリーで開かれたビジネス賞の授賞式の晩餐会で、ドン・アーネイは、有力企業のリーダーたちの会合で演説するために席を立ちました。

彼は、群を抜いた発明が認められて、ビジネスにおける創造性を顕彰する権威あるマンニング賞を受賞したばかりでした。

彼は、カナダの首相から表彰を受けました。

 

「企業の成功の大部分は創造性から生まれるのだと私は思っています。

そして、私が発揮している創造性は、超越瞑想プログラムの実践から直接得られた結果なのです」と、彼は聴衆に向かって話しました。

 

ドン・アーネイは、バンビ・バケツとして知られる新世代の水バケツを設計・開発することによって、消火活動におけるヘリコプターの役割を変革しました。

現在、彼の会社、SEIインダストリー社は、ヘリコプター用水バケツの生産では世界一であり、国際市場の95パーセントを占有し、78か国に営業所があります。

 

ドンとSEIインダストリー社のマーク・マッコーイ社長は、70年代の中頃から超越瞑想とTMシディプログラムを実践しており、会社の全従業員がそれを利用できるようにしています。

 

 

「わが社では、従業員が入社初日からTMコースを受けられるようにしています。

そして、それが大いに功を奏しています」と、マークは語ります。「そのおかげで従業員のストレスは低いレベルに保たれ、健康が改善され、そして、競争の激しい業界において重要となる創造的な競争力がわが社にもたらされています」

 

ストレスとそれに関連した健康管理費のために企業が費やす金額は莫大なものになっています。

『健康と生産性』誌によれば、ほとんどの雇用者は、従業員の健康管理コストに給与支払総額の10パーセントを費やしています。

 

これは、TMプログラムによって企業収益を改善できる領域の一つです。

国際的な雑誌『不安感、ストレス、その対処』に発表された研究では、超越瞑想法を学んだ従業員は、不安感と仕事の緊張が大幅に減少するとともに、健康が増進し、仕事の能力が向上することが示されています。

 

 

日本では、一流企業100社以上がTMプログラムによるトレーニングを受講しました。

住友重機械工業では、長期社内訓練プロジェクトの一環として1000人以上の管理職と従業員がTMプログラムを実践し、調査の結果、それが功を奏していることがわかりました。

 

日本の労働省の産業医学総合研究所と聖マリアンナ医学研究所が実施した詳細な研究では、超越瞑想プログラムが従業員の健康をかなり改善させていることがわかりました。

実際、研究員がこれらの研究結果に非常に感銘を受けたため、全国の企業にその報告書を送付し、超越瞑想プログラムを利用することを勧めました。

 

世界中の何百もの創造的な企業が、従業員にTMプログラムを学ばせるために費用をかけてきました。

その理由は、ドン・アーネイのSEIインダストリー社の例で示したように、それが従業員の健康と創造性を改善し、企業の成功を高めるための最高のプログラムであるからです。