若くて優れた才能をもつスーパーモデルのアリ・ステファンズは、超越瞑想を成功の手段として活用している。3年という短い期間で、ステファンズはモデル未経験者からパリの注目の的に、10代の高校生からファッション界のトップスターに登りつめた。

彼女は地元のソルトレイクシティで家族と一緒に買い物をしているときに、エリオット・モデル・マネージメントにスカウトされた。初めは、華やかなファッション界に入ることをためらっていたが、慎重に考えて家族と話し合った結果、ステファンズは思い切ってファッションの舞台に踏み出し、その結果、世界中の人々の心をつかむことになった。

清らかな美しさと自然な身のこなしのおかげで、またたく間に彼女は雑誌の表紙を飾るモデルの間でトップの地位に躍り出た。今までに、ステファンズは10回もヴォーグ誌ワールドワイド版の表紙を飾っている。2009年、ステファンズはカルバン・クラインの春のショーで専属モデルとして舞台を歩いた。CKジーンズの撮影では、世界的に有名なファッション写真家のスティーブン・メイゼル氏が彼女を担当した。これをきっかけに、彼女はファッション界で最も輝くスターのひとりとなったのだ。

エンターテイメントやファッションの世界では、多くの才能ある若者が流星のように現れては燃え尽きているが、ステファンズの場合は違っている。彼女の仕事に対する取り組み方は、もっと地道でシンプルなのだ。例えば、彼女は自分の写真が表紙になるまで、ファッション雑誌を買ったことがなかった。ステファンズは、有名人のイベントや夜遅くまで続くパーティよりも、自分の信仰や超越瞑想によって得られる心の平安の方を選んでいた。

デヴィッド・リンチ財団テレビジョンのインタビューで、ステファンズは超越瞑想を10年間実践してきたと語り、自分の生活にとって欠かせないものになっていると話している。彼女はデヴィッド・リンチ監督のファンで、超越瞑想を若者に広めるという彼の活動を支援している。デヴィッド・リンチ監督がしていることは本当にすばらしいことであり、超越瞑想の実践は若い人たちだけではなく、その両親にも大変良い影響をもたらすだろうとステファンズは語った。

ステファンズは、穏やかに話をし、控えめで非常にくつろいだ雰囲気を漂わせている。彼女の話を少し聞いただけでも、彼女が素朴で謙虚で健康的で、バランスのとれていることがわかる。巨大な広告板に登場する18歳のスーパーモデルのイメージとは少し違うだろう。彼女にとって家族の存在と超越瞑想の実践は、人生の急激な変化への適応にとても大切なものとなっている。

■アリ・ステファンズのインタビュー DLF.TV