最近では、大豆からたんぱく質を摂り、肉体を鍛え上げているトレーナーの方が
増えてきましたよね。
 
私はインドの方とご縁が深いのですが、私の知っているインド人は
生まれてから一度も肉を口にしたことが無い人ばかりです。
 
インドの元アーユルヴェーダ協会会長のトリグナ先生はとても大きな体の方でしたが
もちろん肉を食したことはありませんでした。
 
 
このように聞くと、「瞑想なんか始めたら肉が食べられなくなってしまう」と
怖くなる人もいらっしゃると思いますが、
大丈夫、肉食を続けたければ、今までよりもおいしく肉を食べ続けられますので、
心配いりません。
 
実際、超越瞑想を始めた方々で純粋な菜食(ビーガンのような)方はほんの少しだと思います。
 
それでも、私は40年間見てきましたが、瞑想を始めると
一般的には肉を食する量は自然に少なくなって
野菜をたくさん摂るように自然に体が変わってくる方のほうが多いように思います。
 
 

先日、友人からこんなメールをもらいました。


「外の方と交流することが多くなってきて、なんで菜食なんですか?ってよく聞かれます。
 
宗教的な理由は別として、私たち以外にも動物を殺したくないという理由で菜食している人たちもいるんですね。
 
よく考えると本当に残酷なことですよね。牛や馬だけ見ていたら、女性たちは、「かわいいー」なんて言っているのに
それが肉となって食卓に上がれば、「美味しそうー」なんて言っているんですからね。(もちろんそんな指摘は
できませんが、本人たちも薄々は気づいているのでしょうね。)
 
私たちは、人間が肉を食わなくってもちゃんと生きていけるという見本になるのかもしれませんが、じゃ自分も菜食に
しようという人は、これまで会ったことないですね。
 
そうとうの執着ですね! そう考えるとあまり苦労せずに、採食になっている私たちは幸運だったのかもしれませんね。
 
タバコや酒の消費量が減っているように、肉食も徐々に減ってくるかもしれませんね。まっ わかりませんが。
 
いまのところ健康に害があるとは言われていないようですし(中にはそういう人もいるようですが)
 
変な人と思われる状態は、まだ続きそうです。(笑い)」
 

本当に同感です。私も瞑想を始め、その後、スタッフとして働きだしてから
「肉を食べなくても人間は死なないんだ」ととても驚いたものですが、
それ以来、ほぼ菜食です。(結婚するまでは完全菜食でした)
 
 
私は大学時代、専攻が畜産でしたので、酪農と牛の肥育もおこないました。
また若いころは肉が大好きで、農場時代は一日に羊肉を4キロ食べたこともあり、
 
また、アルバイトをしてお金が入ると、当時で1万円くらい払い、
最高級A5ランクの肉を買っては、自分でおいしく焼き上げ、
野菜はほとんど食べない人間でした。
 
そんな私でも、
瞑想を始めて最初に起こった変化は、野菜を大量に食べるようになったことで、
その変化は極めて自然でした。
 
私のように、畜産を専攻すると、菜食では必須アミノ酸が欠けているため、
肉食を取り入れないと、しっかりした体を作れないとか、
また、健康で長生きのお年寄りは肉大好きな方が多いとか喧伝されます。
 
その考えに反対はしませんが、とにかく自然な変化は起こるままにしておくのが
良いように思います。